トリプルキャンサーのブログ

多少でもどなたかの参考になればと書き始めました

再発、何が?

術後無事退院して、ホッとする間もなく婦人科系のマーカーのCA-125が上昇しだしました。

本来ならば抗がん剤を使って腫瘍を抑えるところですが、卵巣境界悪性腫瘍は抗がん剤が効きにくいとのことで、卵巣がんであれば手術後入院中にも投薬する予定が、することなく退院となりました。


血液内科の先生も、悪性リンパ腫でもCA-125が上昇することもあるとのことで、新しく主治医となった婦人科の先生との話し合いの結果、悪性リンパ腫の再発の疑いが強いということになったようです。


手術しなければ余命4ヶ月もないといわれた卵巣がんだったはずなのに、境界悪性だったということで

新しい主治医は

「境界性はすぐに再発するはずはないし、そもそもがんではないから。子宮体がんはステージ1で取りきれているし」

カンファレンスでそうなりましたとのこと。

私「???!!!」


前の主治医の先生は転勤前に

「次はもっとマーカー値が下がっているよ」

と言っていたのに実際は上がっていた為に、私が診察室に入っていった時に先生が貧乏ゆすりをしばらくしていたのを私はしっかり見ていました。

(良くない結果なんだなと直感❗)


前主治医との病気の受け取り方が違い過ぎると思いつつ、素人の私は愕然としながらも返す言葉も見つからず、せめてマーカー検査を次は2カ月後といわれるところを来月お願いしますと頼むのが当時は精一杯でした。

術後すぐに再発

2016年11月に手術、12月に無事退院となりました。

手術では子宮、卵管・卵巣、大網、小腸、リンパを切除しました。

10時間の手術、先生、看護婦さんには感謝しきれません。


ところが残念なことに、年が明けて数ヵ月後には腫瘍マーカーCA-125はすぐに上昇しはじめました。

CA-125は通常婦人科系のマーカーですが、子宮体がん、卵巣境界悪性腫瘍、悪性リンパ腫の診断が下されているうえ、悪性リンパ腫でも上昇することもあるということで、何が動きだしたのかわからないばかりか、卵巣境界悪性という病理診断だったことで一般的に抗がん剤が効きにくいということで投薬は見送られていました。


さらに悪いことに手術していただいた婦人科の先生が転勤することに。

ショックで溢れそうになる涙💧を隠すのがやっとで、ろくにお礼も申し上げられなかったばかりか、先生の突然の転勤に動揺している自分に驚きました。

とはいえ手術前には、手術しなければ3月の誕生日は迎えられないと言われていたので、命の恩人の先生と繋がっていた命綱が

突然切れてしまったような大きな不安が芽生え、その不安は的中します😓

3つの原発がんとは

2016年11月末に手術し、病気が最終的に確定したのは12月に入ってからでした。


当初は婦人科の病気だけと思っていましたが小腸のがんは原発の、ろほう性悪性リンパ腫で卵巣境界悪性腫瘍と子宮体がんのトリプルキャンサーという診断結果になりました。


ふつうであればトリプルキャンサーは悲しむべきことですが、卵巣がんは当初の診断は3-Cでしたので、小腸が卵巣がんの転移でなかった為ステージが2ーCに戻って、少し命を永らえさせてもらえて本当に良かったと思いました。


3週間ちょっとの入院を終えて退院しましたが、その後の経過観察ではマーカーやPET検査で早くも再発が疑われる兆候が現れます。

それではまた次回✋