トリプルキャンサーのブログ

多少でもどなたかの参考になればと書き始めました

縁を切らないように

「縁を切らないように」と言われたのは、友人の弟さんからで、T大学病院の教授で、呼吸器が専門の、腫瘍内科医からのアドバイスです。

私の婦人科系の病気の再発が確定した時、先生が以前国立Gセンターで仕事をしていたということもあって、友人が何か手助け出来ることがあればと、弟さんを紹介してくれたのです。

その時アドバイスとして一冊の本を紹介してくれたのが、トルストイの

「人はなんで生きるのか」

でした。

治療に関する内容ではなかったので、この時はちょっと拍子抜けしました😲

数日前、今年お世話になったお礼のメールをさせていただいた時に、

私が、「婦人科ではもうできることがないからと言われており、ゲノムの先生から、これからは腫瘍内科の領域で治療するのがいいと思います、と言われています」

と報告をしました。

それに返信していただいたのが、

「局所で何かあった時に、婦人科のお世話になるので、縁を切らないようにして下さい」

というアドバイスでした。

婦人科に限らず、標準治療が終わると、これ以上の治療はできないからと、国立Gセンターでも、

「他の患者さんの治療ができなくなるから、退院してください」

と言われ、後は緩和ケア専門の病院を紹介されて、患者は泣く泣く退院させられると聞いたことがあります。

私も、

「いつでも他の病院の紹介状を書きます」、

とか、治療できる、できないとスッタモンダしたあげく

「他で治療してもらってください」

とまで言われていたので、これ以上は今の婦人科ではムリと思っていました。

でも、もう標準治療が終わってしまった患者が、スムーズに転院できるのはハードルが高いのが現実のようです。

私も、同じ病院でも、先生が変わっただけで180度見解が変わってしまって、共通の認識があったものがなくなって苦労しました。

今後、病状がどんな経過をたどるのか、誰もわからないので、私自身どうなって行くか、想像がつかないですが、長年、G検で現場にいたドクターの言葉の重みがヒシヒシと伝わって来るので、貴重なアドバイスとしっかり受けとめました。

クリスマスケーキとおせち

スマホの保存されている写真を見返すと、去年も一昨年も、クリスマスデイナーに手作りのクリスマスケーキはありませんでした。

少し精神的なゆとりが生まれたのか、クリスマスケーキを今年は作りました🎂

こう書くと私が作ったように思われると思いますが、作ったのは主人です😁

5、6年まえから、お店で売っているケーキがめちゃくちゃ小さいうえに高いのを見て👀

それなら俺が作る❗

と材料の苺🍓や生クリームを買ってきて、

ネットでレシピを打ち出して、それを見ながら作ってしまいました。

今年も23日夜スポンジを焼いていて、24日朝起きて、まだケーキのデコレーションを始めないのかしら?と思っていたら、すでに作って冷蔵庫に入っているとのことでした👀

最近定番化しつつある、鶏の丸焼きも、鶏の中に餅米や栗などを入れ、コンソメ味の手の込んだものを作ってくれました。

夕食時に、テーブルにポインセチアを置き、クリスマス風に飾り、スパークリングワインで乾杯し🍸✨🍸、料理とケーキを美味しくいただきました。


そして今はおせちの買い出しと、仕込みに入っています。

栗きんとんは既に作ってくれて、あとは煮しめ、きんぴらごぼう、リクエストした鴨の治部煮など作ってくれるそうです。

料理好きで、喜んで作ってくれる主人に感謝です。

私が病気になって、私は10㎏も15㎏もふとったのに、主人は6㎏痩せてしまいました。

たくさん心配をかけ、ずっと病院にもついてきてくれています。

私ももう少し元気になって、ふつうの生活を取り戻したいと思います☺

ふつうに生活できるのが、一番しあわせだとわかりました。

体重がプラス15キロ

喜んでいいのか、女性としては少し微妙なのですが、体重が病気する前から比べて+10㎏、手術後に痩せた時から比べて+15㎏増えました。

病気が発覚する前は体重が3㎏増えて、それが腹水だったことに気がつかず、足を手術した為の運動不足だと思っていました。

去年は次第に体重が増加していって、CTを撮っていたので、その時には病気が再発し、それが腹水だとわかりました。

今も数ヶ月に一度はCT、半年に一度はPETを撮るようにしているので、腹水の心配はとりあえずないと思っています。

体重が増加した原因は、足のリンパ浮腫による運動不足ですが、もうひとつにはダイエットをしなくなったこともあります。

いくつか理由がありますが、いちばんが病気に負けられないからです。

ゲルソン療法や人参ジュースにも、興味はありましたが、野菜多めの食生活にしたり、冷凍人参ジュースを送ってもらうのがせいぜいで、自分で今までの食生活を大きく変えることは無理でした。

また、いつも血液検査を見ると、タンパク質が少なくて肉や魚を摂る必要があるという結果になるので、必要なのはバランスのとれた食事で、免疫力をあげなければならないようです。

幸いだったのは、抗がん剤を9回することになっても、気持ち悪かったり、味覚がおかしくて苦かったり味がわからなくなることがあっても、それを無視して食べることができたことでした。

肝臓がんになった人から、

「食べることが基本で、最後はそれだよ!」と病気になった時にアドバイスをもらい、それが深く心の中に刻まれていたのもあるかもしれません。

悪性リンパ腫が小腸の腸管膜にでき、手術で切除後、1週間ほど絶食させられた時は、先生に向かって、

「お腹がグーグーなって、私、餓死しちゃいます」

なんて悪態をついていたくらい食欲がありました。

絶食で胃が小さくなったのか、体重が腹水を除いても5㎏くらい減りましたが、その後抗がん剤に負けず体重は増えていきました。

結局、自己ベストを更新し続け、大台に乗せ、見たことのない数字になっています💦

抗がん剤で入院中の時に、若手の当直の優しい先生と、体重のことを話す機会があったのですが、

「でも、体重が増えるのは良いことですよ。

がん悪質液って知っていますか?

がんに体が負けていないというとですから」

と言われました。

がんの炎症で、悪質液が体を衰えさせる状態で、私も去年抗がん剤の治療がなかなか始まらず、腹水が再び溜まり始めたころは、そうなりかけました。

体重は腹水で増えているのに、右足は、リンパ浮腫の左足に比べて筋肉はなくなりガリガリで、腕も筋肉がなくなり、血液検査でもCRPの炎症値が高くなっていました。

そうなると予後が短いとのデータがあるそうです。

そんなこともあり、ダイエットよりたとえ肥って見た目が悪くなっても、命のほうが大事。

それに私の場合、遺伝性大腸がんの遺伝子があって、いつ大腸を切ったりストマにしなければなるかわからないので、食べたいものは我慢しないで、今のうちに食べておこうということもあります。

私に限ったことではなく、重篤な病気にかかったり、余命宣告などされると、今までのルールや価値観が変わらざるを得なくなります。

全ての女性にはあてはまらないかもしれませんが、闘病中は、抗がん剤で髪の毛やまつげ、眉毛が抜けたり、リンパ浮腫で片足だけが象のようになったり、肌も黒ずんだりと、

「もうお洒落したり✨💄👠、遊びに行くことを止めなさい」

と神様から告げられたも同然と感じました。

それまでは、ピアノを10年、居合の柳生新陰流も4年で3段になり、その前は空手も剛柔流を6年位2段、ジャニーズのkinkiやV6のコンサートとか、それなりにアクティブに過ごしていたけど、すべてが過去になってしまったかな💧

毎年、来年は…と抱負を考えても、今までのようには過ごせない、体力がそこまで回復できる自信もないし、再発に対してどうするのかが最重要課題。

でも、ここまで来られたことに本当に感謝だし、美味しいものをいただけることにも、主人がいつも食事をつくってくれることも、可愛い16才のなるミニチュアダックスのワンコ🐶と一緒に居られることも、ふつうでもあたりまえでもない。

来年は、まだ想像もつかないけれど、皆様も私も、悔いのない素晴らしい毎日を送れますように☺