トリプルキャンサーのブログ

多少でもどなたかの参考になればと書き始めました

リンチ症候群 その1

トリプルキャンサーという、ふつうではあり得ない3つの原発のがんに同時になったのは何故だろうと考えていましたが、その疑問を解いてくれたのがゲノム検査でした。


慶應でのゲノム検査を実施しようと決めたのは、手術後の病理診断が卵巣がんではなく卵巣境界悪性だったのが一番大きな理由で、卵巣がんに比べて境界悪性は抗がん剤が効きにくいと聞いていたからです。


再手術したり放射線が使えると良かったのですが、腫瘍の位置が膓に近く膓を傷つける可能性があるし、既に腹膜播種にもなっている為治療をするなら抗がん剤と言われました。


結局、境界悪性に効くかどうかわからないけれど、卵巣がんに準じた治療をするしかなかったのでTCをしたのですが、これが幸いなぜか効いてくれたのです。


本来であれば、ゲノム検査をやったその結果お薦めの薬をするのがベストでしたが、ゲノムの結果を待っている猶予はなかったので卵巣がんの標準治療であるTCをしましたが、結果的には慶應のゲノム検査で有効とされた薬と合致していました。


もう1つゲノム検査で選られたお薦めの薬がオプジーボでした。

オプジーボはまだ卵巣がんには保険適用になっておらず、肺がんや喉頭がんくらいにしか使われていません。

さらに奏功率は約20%と聞いていますが、私の遺伝子検査では60%とのこと。

とはいえ保険が適用されないと、いくら値下げされたとはいえこんなに高価な薬を自費で使い続けることはできません。


ゲノムの先生のお話では、できるだけTCで引っ張って、オプジーボが保険適用になるまで頑張ると良いでしょう、とのことでした。


リンチ症候群のお話をするつもりでしたが長くなったのでまた✋

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