セカンドオピニオン2
婦人科の治療をおこなうにあたって何人もの方にアドバイスを頂いたなかで、どうしても欠かせなかったのが手術をしていただいた主治医の存在です。
今の主治医に失礼かと思いずっと前の主治医を訪ねることを躊躇していましたが、信頼して相談出来る、厳しい状態もきちんと伝えてくれる存在は欠かせないと訪ねていきました。
前主治医のところを訪ね、腫瘍マーカーが上がり続けていると伝えると、すぐ卵巣境界悪性の再発疑いありという見解で、
①今の病院では境界悪性の治療例が少なく、症例を多く治療している有明や国立で意見を聴くのは良いと思う
②医師が何人かいたらそれぞれの違う治療を薦めるかもしれない
③後悔しないように最後は自分で決めるしかないこと
④以前、30代の境界悪性の患者さんがいたが再発を繰返し、抗がん剤も効かなく結局亡くなったこと(とてもつらそうな表情でした💧)
⑤腹膜播種で抗がん剤が効かない場合、外科手術でその都度取り除く方法もあること
⑥先進医療(標準治療でなく)か緩和ケアのどちらかを選択することも考える必要があり、緩和ケアの医師はS先生であるとのこと
⑦HIPECの患者を手術後受け入れたことがあったが、人工肛門、人工腎臓で大変な状態になっていてミゼラブル、その上再発し亡くなったこと
などを丁寧に話してくださいました。
以前手術を受けることになった時に、どうしても手術しないとだめですか?と訪ねた時は`婦人科医が100人いたら100人手術を勧めます´と言っていたのを考えると
①症例が少なくて
②標準治療が決まっていない
③抗がん剤が効きにくい
④腹膜播種になると打つ手がなくなる
などから医師の判断が各々違ってくるので、難しいけれども、後悔ないよう最後は自分で決めるようにとのアドバイスとなりました。