`がんではない!´にガックリ⤵⤵その2
前回は、境界悪性腫瘍の治療について、医師が必要と判断すれば新薬リムパーザを本来使えるはずが、その大学病院では私が境界悪性だからという理由で治療できないとあらためて回答がありました。
実はなぜこの薬にこだわるかというと、この先どんなに良い薬が出ても、境界悪性だからという理由で使わせてもらえないという可能性があるからです。
でもそれよりももっと根源的な重要な問題が
`がんではない´
と今でも言われていることです。
前々回の診察時にリムパーザとがんか否かで先生と議論してしまって、
`議論するのは好きではない、
アドバイスしてくれる医師がいるのだったらそこで診てもらえばいいい´
と言われてしまいました。
それにしても、抗がん剤した時の入院診療計画書には病名に`卵巣CAR´って書いてあるのに、一体どういうことなの⁉
(CAR=Carcinoma=癌腫と調べると載っている)
卵巣境界悪性腫瘍って病名は確かにわかりくいけれど、良性と悪性の中間に位置づけられる腫瘍で、がんとの違いは浸潤(腫瘍細胞が増殖して拡がっていくこと)や転移があるかがポイントのようです。
私なりに色々なドクターにセカンドオピニオンを求めた時、
①国立がんセンターの腫瘍内科のS先生から、腹膜播種は転移と同じでステージ4、余命一年と言われた
②対がん協会の有明がん顧問のT先生からは、そこの大学病院の教授にも聞いてご覧なさい、境界悪性はがんだと言いますよと言われ、
③慶應のゲノムのN先生も、腹膜播種しているということは臨床で悪性
④HIPECの先生も、臨床をみないで病理診断(組織片)だけで判断できるわけがないと
⑤前⚪⚪医にも、がんだから抗がん剤をやっているんですよと
⑥がん電話相談でも腹膜播種ならがんだと思う
とそれなりに専門家の意見を聞いています。
現主治医の意見は、
①一回目の手術の病理診断が境界悪性だった
②病理診断のもとにやっているので、境界悪性は治療しないという方針で決まっている
③二回目の生研でも病理診断が境界悪性だった。それを変えるわけにはいかない
④もし境界悪性でリムパーザを処方すると保険適用で通らなかった時病院の損失になる
(健保担当者は厚労省と同じ見解で、主治医が治療に必要と判断すればOKと確認済なのに再度同じ説明でした)
結局、教授もがん研の先生と一緒に卵巣がんの小冊子に投稿している`名医´と言われている方なので、
腹膜播種=悪性腫瘍=がん
なのはわかりきっているはずです。
一回目の手術後、婦人科として境界悪性なのですぐ再発するのはありえないので無治療でいくと、カンファレンスで決めて腹膜播種になってしまった責任があるので、がんと認めることは誤診を認めることと同じだから、今回も境界悪性のままで通さざるを得ないということ???と解釈しました。
婦人科は裁判とかになりやすくて、今はあまり婦人科医になりたがらないなんていう人がいるけれど、私は先入観に捕らわれないで事実をしっかり診て、的確な治療を早急にしていただきたいだけです。
裁判沙汰になるのを危惧して、適切な診断名が付かず受けられるはずの治療が受けられないとしたら、本末転倒もいいところです。
もちろん、そんなことではなくて単純に私の大きな勘違いであればいいと思います。
ちょっと邪推しすぎてしまったとしたら本当に申し訳ありません❗
どんな診断名がつこうと構わなくて、適切な治療が受けられるのを望んでいるだけです。