トリプルキャンサーのブログ

多少でもどなたかの参考になればと書き始めました

緊急入院

先日

`腎機能がアップしている´

と、新しく掛かっている大学病院の婦人科のドクターの指摘を受け、

CTや血液、尿検査を再度おこなうと、

今度はDダイマーが上昇していて41(基準値は1以下)とのこと。

その為、追加で血液、尿、X線、超音波、心電図などの検査をした結果、

`緊急入院´

となってしまいました。

入院計画書を読むと、

`肺動脈血栓塞栓症の疑い´

となっていましたが、先生のお話では

①左の腎臓が腫れていて、尿管も細くなっている。

②血栓は左足のリンパ浮腫側ではなく、右足にできている

とのこと。

1ヶ月ほど前に左横隔膜下が、のたうち回る痛くなって、その痛みが背中のほうにも廻って行ったのですが、入院して、腎臓内科の先生が病室に来て診てくださったのが、ちょうどその辺りだったので、やはり関係していたんだ!と納得しました。

尿管にはステントを入れて通り易くするそうです。

Dダイマーもリンパ浮腫のせいかなと思っていましたが、まだそんなに症状が出ていない逆側の足に血栓があって、肺や頭に飛んでしまうまえに治療となりました。

近いうちに卵巣がんの治療でも入院する予定でしたが、思わぬ伏兵が出てきて、そいつらとも戦わなければならなくなりました。

がんが悪さをして色々な臓器に悪影響を与えるのだから、元々悪いのはがんなのだから、伏兵なんて言ったら臓器に申し訳ないですね💦

婦人科のドクターも治療を急いだ方が良いと判断してくださって、去年までは手に届かない、はるか遠い夢物語の薬だったキートルーダによる治療が、現実のものとなりつつなってきました。

そう言えば、左の横隔膜下がめちゃくちゃ痛んだという話をした時に、先生がすごくびっくりし、腎臓値が悪いという結果が出た時も真剣な表情をしていたので、やっぱり楽観できる状況ではないのかもしれません。

前の病院の主治医には、

`今の腹膜播種の大きさなら痛くないはずだから何でもできるでしょう´

なんて、本気か冗談で言っているのかわからないことを、もう治療できることはないと匙を投げたせいなのか言われました。

患者の痛みをきちんと聞き、先回りをして検査をして、起きうるであろう今後の病状を、他の幾つかの課と連携を取って治療する体勢を取ってくださった新しい病院のドクターに感謝です。

3回目の桜が見られました

大変ご無沙汰してしまいました。


2ヶ月も書き込みがなくなると、やはり

`死んじゃった?´

と思われても仕方ないですね。

でもどうにかやっています。


今年も桜を見ることが出来て嬉しいです🌸

2016年の11月末に、手術しなかったら3月の誕生日は迎えられないといわれ、手術後も2017年の終わりには、後1年くらいと言われているので、桜を見られるということはとても有り難いことです。


今までの病院では、癌ではないのでこれ以上の治療は出来ないといわれ!、ゲノム検査をした病院で、癌であるという病理検査結果でキートルーダの治療もしてくれるということになったのだけれど、ここまで辿り着くのに医者との長い闘いがありました。


治療をしてもらう為に、こちらで何件もの病院をたずね歩いて意見を聞き、その得た知識を頼りに医師を説得しなければならなかった。

結局医師は、病理診断だけに頼って、臨床を完無視した結果、こんなにありえない馬鹿げた患者の労苦を招くことになったと思っています。


相手が医者であっても、最後は自分で考え、判断し、鵜呑みにしてはいけない、とつくづく思っています。


さて、これからまた抗がん剤治療が始まりそうです。

私の場合、治療に入るとほぼ数週間寝たきりになるほどダメージが大きいです。

でももう一度抗がん剤をしないと、オラパリブ、キートルーダという次の治療に進めないというルールが出来上がっているので、我慢するしかないですね。


ところで、昨日MSI-hiの検査結果が出て、hiだったので、正式にキートルーダをしてもらえることになりました。

以前にも検査していたのですが、厚労省の取り決めにしたがって、保険適用にしてもらえるのですから、2度の検査もやむを得ないです。

また具合の良い時には書きます。

応援しててください😃

皆様もくれぐれもお体を大切に‼

重篤な退薬症状、死ぬかと思った

母から受け継いだであろう、遺伝性大腸がんが出現するリンチ症候群。

毎年定期健診をしたほうが良いという予防医学のすすめに従って、上・下部内視鏡をした時の出来事です。

これまでも、ほぼ毎年のように胃か大腸のどちらかはしている、自宅マンションに併設されているクリニックで、今年も安心してお願いしました。

一昨年、大学病院で胃の内視鏡をした時は、麻酔をしているにもかかわらず、途中で苦しさのあまり目が覚めて、管を口から引き抜こうとしたのですが、看護婦さんに手首を掴まれ薬を入れられたのか、またその先の記憶がなくなりました。

そんなこともあって、いつものクリニックでいつもの先生がいちばんと、一抹の不安もなく内視鏡に臨みました。

ところが、検査が終わって眠りについているはずが、急に今まで感じたことがない、胸をかきむしるような息苦しさで目が醒めました。

声を出して苦しむ私に驚いた看護士さんが、隣に座って手を握ってくれ、私も苦しさからその手を何倍もの力で握り返していました。

先生も、すぐ駆けつけてくれたのですが、原因がわからないのでただ見守るしかなく様子見状態でした。

苦しさから逃れる為、もしや効くかもと思ってある薬💊を飲み、主人に自分で電話をしてすぐに来てと頼みました。

主人は家にいたので、すぐ飛んで来てくれ、今度は主人に力一杯しがみついて耐えていたら、次第に苦しさが遠退いて行きました。

私が飲んだ薬が効いたのを見て、先生はすぐに原因がわかったようで、

`薬を常用しているのを知っていたら使わなかったのですが´

とのことでした。

先生が、寝ている私を起こす為に使ったのがナロキソン、私が緩和ケアの痛み止めとして常用しているのがナルサス、頓服のナルラピドというオピオイド系麻薬です。

ふだんは血液中に一定濃度で薬があるところ、検査で薬を朝、昼と服用せず夕方になり、ナロキソンでさらに睡眠薬を抜いたために、いわゆる薬の禁断症状のような症状、退薬症状がでたそうです。

頓服で飲んだナルラピドが効いて事なきを得ましたが、やはり麻薬を侮ってはいけませんね。

後から主人いわく、本当に私がに死ぬかと思ったそうです。

後日、緩和ケアの先生に報告したところ、脈拍が上がって呼吸困難になり、お年寄りだと本当に死亡するほどだったとのことです。

緩和ケアの先生も、何も言っておかなくて申し訳なかったとおっしゃるし、クリニックからもその日の夜と翌日にも`苦しい思いをさせて申し訳なかったです´と丁寧にお電話をいただきました。

大騒ぎして申し訳なかったのはこちらのほうで、生まれて初めて人前で大騒ぎしてしまい後から思い出すと、とても恥ずかしかったです。

検査する時の注意事項に表記されていなかったので、私も勝手に確認しなくても大丈夫だろうとたかをくくっていたのがまずかったです。

少しでも気になることや、今までと違う状況になったら、迷わず確認することが必要だと

痛感しました。

そして、やはり緩和ケアとはいえ、麻薬を使っているということの怖さを、身をもって実感しました。