腹膜播種
CA-125が上昇し続ける原因がわからない為、国立がんセンターの乳腺腫瘍内科のS先生(多重がん、希少がん)にセカンドオピニオンを求めたところ、悪性リンパ腫の治療をしてCA-125が下がるか確認することで診断的治療をすることを薦められました。
婦人科の手術で偶然見つかった小腸の悪性リンパ腫で、grade2でしたので血液内科の先生はまだ治療介入をするレベルではないとのことでしたが、有明がん研究会のH先生(権威の先生)のご意見も
「リンパ腫の治療を最近では早めに治療をする患者さんもいますよ」
と聞いていたので、9月に入って血液内科の先生に治療を是非にとお願いしました。
分子標的薬のリツキサン4回という比較的軽い治療で、副作用もほぼなく2ヶ月ほどで寛解となりました。
女性の場合、髪が抜けてしまうのは精神的にもダメージがありますが、リツキサンは脱毛はありませんでしたし初回のみ入院で後の3回は通院で楽チンでした。
ところが悪性リンパ腫の治療が終わってもCA-125は倍の2000になってしまった為、婦人科ではないと言われていた病気の再発が濃厚になりました。
PETで確認するとこの頃には既に腹膜播種という腫瘍がばらまかれた状態に進んでしまっていましたが、まだなおことの深刻さに気がついていませんでした。